古くから世界中で愛されてきたゴールドは、ジュエリーだけでなく、工業用品、投資など様々な場面で使用されてきました。
特にジュエリーとしては上品さとゴージャスさを合わせ持ち、その美しい色合いから日本でも人気の高い素材です。
しかし一概に「ゴールド」と言っても純度の違いや色味の違いがありますので、今回はジュエリーを購入するときに役に立つ、「ゴールド」について深掘りしてみました!
ゴールドの特徴
①「品位の種類が豊富」
金箔をイメージすると分かりやすいですが、実は金そのものはとても柔らかく、1グラムの純金を3,000メートルまで伸ばせるほどの展延性があります。
この柔らかさから、ゴールドは純金のままではジュエリーとしてあまり使用されません。
そこでゴールドに、銀や銅、パラジウムといった割金(わりがね)と呼ばれる別の素材を混ぜて合金にすることで、私たちが身に着けている素材になっているのです!
日本では純金(金100%)を、「24金」「K24」「24K」などと表記し、純度を24分率で表します。
そしてよく聞くワード「18金」とは、金の純度が75%で残りの25%が割金という意味になります。
上の写真のようにゴールドのジュエリーには、使用されているゴールドの品位が刻印されているので、是非お持ちのジュエリーを確認してみてくださいね!
「K18」以外にも、「K14」「K10」などいろいろな品位があります。
②「豊富なカラーバリエーション」
ゴールド自体にいろんな色が存在するわけではなく、「割金」の素材の種類や量を調整することで、様々なカラーバリエーションを楽しむことができます!
「イエローゴールド」…日本人の肌になじみやすく、ファッションジュエリーとしても人気。
「ピンクゴールド」…柔らかな温かみのある色合いで、優しい印象のゴールド。イエローゴールドに比べて銅の割合が多く酸化して変色しやすいので、こまめなお手入れが必要です。
「ホワイトゴールド」…見た目がプラチナに近い白っぽいカラーでフォーマルな印象のゴールド。表面をロジウムコーティングしている物は、着けっぱなしにしているとコーティングがはがれて地の色が見えてしまうことがあります。こちらは修理で再コーティングすることができますので安心してください。
純度や色味で、たくさんのバリエーションがある「ゴールド」。
是非、リングやネックレスなどジュエリーを選ぶ際に参考にしてみてくださいね!